顎変形症の治療を前に非常時に直面
すぐに母を連れて口腔外科に行きたかったのですが、約1ヶ月が経過してしまいました。
実は当時大きな地震があり、日常がとても不安定になってしまったのです!
反対する家族を説得し、次回書類にサインをして、ついに矯正スタート!
と、いうところで震災が起きました。
一瞬バラ色になった私の心が、凍りついたのです。
病院までは電車で1時間ほどかかります。
まだ余震の続く中、今後また大きな地震が来たら…。
田舎なので電車は運休し、病院まで行けないでしょう。
何度も停電があり、病院の診察時間も短くなっていました。
この先矯正を始めて、途中で病院に通院できない事態になってしまったらどうしよう。
一度ギラギラの矯正器具をつけてしまったら、途中でやめることはできない。
外科手術と併用しなければ、保険は効かなくなるし。
治療中に地震に襲われたら怖い…など、いろいろ心配になってしまいました。
だけどこうしている間にも、私は自分の醜さで、暮らし辛さを感じていました。
通勤電車の中で、突然知らない学生に写真を撮られることもありました。
「変な顔だから勝手にSNSに投稿されて、笑い者にされるんじゃないか…」と、怯えていました。
どうして私には苦難が付きまとうの?
やっと大きな問題が解決しそうなのに!
顎変形症と認められたのに、こんな仕打ち…。
またモヤモヤした毎日を送っていました。
変わらぬ決意
悩んでいるうちに月日が経ってしまうし、一刻も早く治したい!
もしこの先私が何か病気にかかってしまうと、矯正は後回しになり、できなくなるでしょう。
自分の為にだけ使える時間もお金も、この先なくなってしまうかもしれない…。
そう思うと、チャンスは今しかないような気がしました。
ようやく掴んだ希望を自ら手放したくないよ。
やっぱり私は、顎変形症の治療がしたい!
地震騒動から少し落ち着いて来て、病院も営業しているみたいだし、ついに予約を取りました。
もう一歩、踏み出します!