顎変形症とは、あごが正常な位置にない状態のこと。
噛み合わせが歯科矯正だけでは改善できなかったり、見た目にも影響があったりします。
顎変形症の種類
●上あごが前に出ている上顎前突症(じょうがくぜんとつしょう)
●下あごが前に出ている下顎前突症(かがくぜんとつしょう)
●下あごが奥に引っ込んでいる下顎後退症(かがくこうたいしょう)
などがあります。
実は病気でした!
検査をし、病気と認められた場合、保険適用で手術を受け改善することができます。
口元がもっこりして出っ歯が目立つ上顎前突のかたが多い印象。
手術を受けるかたは、下顎前突のかたも多いですね。
私の場合は、やや上顎前突で、下あごがとても小さい下顎後退でした。
下顎後退ですと二重あごになりやすく、横顔に大きな影響が出ます。
正面から見た時と横から見た時の差が激しいのです。
下顎後退のかたで手術を受けている人は少なく、情報を得ようとしてもなかなかな見つかりませんでした。
あごが小さいことが病気だと知らずに生活しているかたが多いように思います。
私もずっとそうでした。
顎変形症により噛み合わせがよくない場合、上手く咀嚼出来なかったり、滑舌が悪くなったりします。
歯ぎしりの悪化、空きっ歯、虫歯にもなりやすくなります。
歯は生きている間、つねに動いていきます。
歯並びが悪い場合、歳をとっていくとますます悪化していくことも考えられます。
私は出っ歯だった為、前歯で食べ物を噛み切ることができませんでした。
麺類って前歯で切って食べられるんですね!
虫歯にもよくなり、困っていました。
あごが小さかった為、寝ている間気道が狭まり、いびきをかきやすかったり、下を向いている時ものどの奥の気道が狭くて張り付くような違和感がありましたが、術後気にならなくなりました。
治療の流れ
私の場合の治療の流れです。
歯科矯正(私の場合、約2年間)
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手術
Le-FortI型骨切り術と下顎枝矢状分割術(SSRO法)を併用
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プレート除去とオトガイ形成
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プレート除去
個人により治療内容は異なります。
オトガイ形成の有無、手術の回数も、人それぞれ異なります。
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